2020.12.16
不動産業界へ転職したい!業界未経験でも高収入・ステップアップを狙える職種とは?
今回の記事では、不動産業界が未経験でも活躍できる・高収入を狙える仕事について紹介します。
あなたは、不動産業界と聞いてどんなイメージを持ちますか?
「求められる経歴や条件が高く、転職が厳しそう」「専門知識が必要」などのイメージを持たれている方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、実は不動産業界といっても様々な業務があり、更に、取り扱う物件によっても求められるスキルは異なります。これまで培った経験を活かして不動産業界で活躍できる可能性も十分あります。年齢や経験値、学歴は関係なく、業界未経験者でも高収入を得たり、活躍できるフィールドもあります。
少しでも不動産業界に興味を持たれている方、不動産業界への転職を考えている方は、ぜひチェックしてみてください。
- 1 不動産業界で未経験からでもチャレンジしやすいのは「営業職」
- 1-1 不動産業界の営業でしか味わえないやりがいがある
- 1-2 不動産業界の営業マンの給与の仕組み
- 1-3 より高い報酬を目標にするならば「賃貸」より「売買」
- 2 不動産業界で活躍する営業マンに求められるもの
- 2-1 お客様の希望を聞き出す、希望に応えるスキルがあれば、未経験でも活躍できる
- 3 不動産業界の中でも未経験者がトライしやすい会社の種類とは?
- 3-1 経験者が優遇される「不動産デベロッパー」
- 3-2 高単価、無形商材の営業経験があればチャレンジできる「不動産販売会社」
- 3-3 接客経験があれば未経験でも有利な「不動産仲介会社」
- 3-4 募集内容によっては未経験者でも応募できる「不動産管理会社」
- 4 迷ったら、まずは転職エージェントに相談してみるのもよし
- 5 不動産転職ラボなら、業界に強いコンサルタントに相談できる
不動産業界で未経験からでもチャレンジしやすいのは「営業職」
結論からお伝えしますと、不動産業界で未経験でも高い年収が望める職種は、営業職です。
不動産営業は、土地や家といった不動産を買ってもらう・もしくは売ってもらうことで仲介手数料をもらい、収益をあげます。取り扱う商品は土地や家ですが、買いたい若しくは売りたいと思う人を繋ぐことが仕事になります。
不動産営業は、家や土地といった非常に大きな金額の商材を動かすことになりますので、プレッシャーも大きく、ノルマも高く設定されています。その分、インセンティブとして歩合で給与に反映されますので、仕事で自分の実力を試したいと思っている、前向きな向上心をお持ちの方には、成果を実感できる、やりがいを持って働ける仕事です。
不動産業界の営業でしか味わえないやりがいがある
家や土地を購入する機会は、人生においてそれほど多くはありませんよね。もしかすると、人の生涯の中で一番大きな買い物になるかもしれません。不動産を通じて、一生に一度の一大決心にプロとして立ち会えること、お客様の将来や希望の実現に向けて貢献できるということは、不動産業界ならではのやりがいといえるでしょう。
不動産業界の営業マンの給与の仕組み
不動産営業では、「固定給+歩合給」を採用しているところがほとんどです。ちなみに歩合給とは、業績や売上などの仕事の成果に応じて、もらえる給料が変動する給与体系のことです。自分が頑張った成果分がインセンティブとして歩合給に反映されて支払われます。
一般的に、歩合には上限が設けられていないので、成果を出した分だけもらうことができます。不動産営業では、物件の販売仲介を担当する際、交渉が成立した場合に入る仲介手数料が収益となるため、収益を上げられる営業マンほどもらえる給与が多くなります。
会社によっても仲介手数料はそれぞれ異なりますが、不動産会社が中小企業であればあるほど成果主義の傾向があり、20代でも年収1,000万円以上を手にできる可能性があります。一度の取引で動く金額も大きく、頑張った分だけ報酬を手にできるので、やりがいを実感できる業界・職種といえるでしょう。
より高い報酬を目標にするならば「賃貸」より「売買」
不動産の営業で、より高い年収を狙いたいという方は、「賃貸」の営業よりも「売買」の営業がおすすめです。なぜ「売買」の営業がおすすめかというと、一度の取引で動く金額が「賃貸」よりも「売買」の方が大きく、会社の売上も高くなることで結果的に給与に反映されるからです。売買営業はノルマが高く設定され、商談からアフターフォローまで対応する場合もあり、未経験の方がすぐにできる仕事ではありませんが、成果を上げた時の報酬が高額になります。
不動産業界で活躍する営業マンに求められるもの
大きな金額が動く不動産業界で活躍する人というと、喋りが上手い人や、ガツガツと積極的に営業をしかけられる人、心持ちが強く、野心家で意識の高いイメージを持っている方もいるのではないでしょうか。
実際はというと、喋りがうまくてテンポ良く商談を進めていく営業マンばかり活躍している訳ではありません。
お客様の希望を聞き出す、希望に応えるスキルがあれば、未経験でも活躍できる
お客様がどういった背景で、今どんな希望を持っているのかを聞き出せるコミュニケーションスキルがあれば、不動産業界への転職のチャンスはあります。特に、接客経験のある方や、顧客の希望を汲み取れるスキルを持った営業マンであれば、条件によっては未経験であっても30代、40代から転職できる可能性があります。また、不動産の営業は契約や売上といった結果を求められるため、学歴を重要視しない傾向にあり、そういった意味でも転職のチャンスは広がっています
不動産業界の中でも未経験者がトライしやすい会社の種類とは?
一口に不動産業界と言ってもその幅は広く、取り扱っている物件や会社の種類によって、転職時の難易度が変わってきます。どういった会社であれば未経験からキャリアアップを見込めるか、お客様の希望を汲み取るスキルを活かせる会社の種類はどれかについて、紹介していきます。
経験者が優遇される「不動産デベロッパー」
不動産業界の未経験者にとって、転職難易度が最も高いのは、「不動産デベロッパー」です。不動産デベロッパーの仕事は、住宅やマンション、商業施設、オフィスビルなどを建てることや、どのような不動産を開発するかといった企画することです。例えば、郊外に建てられている大型の商業施設。あなたが行ったことのある大きな商業施設を思い浮かべてみてください。周辺には住宅が建てられ、道路が整備されているのを目にしたことがあるのではないでしょうか。このように、デベロッパーはシンボルとなるような商業施設をつくり、周辺に住宅を充実させ、道路などのインフラを整備することで、行ってみたい・住んでみたい街をつくることに携われる仕事です。大規模な事業は国土に関わるので、国が主導する公的デベロッパーとの協力も欠かせません。デベロッパー経験者や、企画、テナントの誘致を行ったことのある経験者が活躍できます。
高単価、無形商材の営業経験があればチャレンジできる「不動産販売会社」
「不動産販売会社」は、住宅やマンション、投資用の不動産を販売する仕事です。顧客の相談から契約のサポートまで、長い間信頼関係を築きながら営業を行います。また、投資用不動産の場合は、投資に関する知識も求められることがあります。
不動産業界未経験でも、高単価の商材を扱う営業や、金融や保険など無形の法人営業経験がある方は、チャレンジしやすいでしょう。また、不動産の知識や経験、宅建の資格を持っている人であれば、採用が更に有利になります。今持っている営業スキルで、さらなる高収入を目指したい、ステップアップしていきたい人にとってはやりがいのある会社です。
接客経験があれば未経験でも有利な「不動産仲介会社」
未経験でも接客経験があればチャレンジすることができるのが、「不動産仲介会社」です。不動産オーナーの「売りたい」「貸したい」というニーズと、個人や法人の「買いたい」「借りたい」といったニーズのマッチングさせる役割を担う仕事です。誰もが一度は、街の不動産会社を利用して、物件の紹介をしてもらった経験があるのではないでしょうか。お客様の条件にあった物件を紹介する仕事なので、最初は資格の有無は問わない場合が多いですが、転職後に自分で宅建の資格を取得したりすることで、さらなるキャリアアップの可能性が見込めます。実際に仕事をしながら、もっと突き詰めてみたいと思った時に、資格の勉強を始めてみても遅くはないでしょう。
募集内容によっては未経験者でも応募できる「不動産管理会社」
マンションなどの管理を行う「不動産管理会社」の仕事は、ビルや商業施設、住宅などの管理、報告、サポートを行います。建物の保守管理の他、入居者や住民トラブルに対応することもあるので、クレーム対応力や調整力が必要です。専門的な仕事を任せられる場合もあるため経験ありを求められることもありますが、未経験者を採用している企業もあります。
未経験者でも応募できるかどうか、まずは募集内容を確認してみましょう。
迷ったら、まずは転職エージェントに相談してみるのもよし
このように取り扱う物件や会社の種類によって求められる経験は異なるため、一言で不動産業界への転職は難しい・簡単とは言い切れません。転職活動中は、今の仕事を継続しながら行う方も多く、毎日更新されていく求人情報を細かくチェックし続けることも大変です。限られた時間内で、いい求人を見逃さないためにも、効率よく情報を集める必要があります。
更に、経験したことない業界であれば、自身の経験が活かせそうか、応募する会社の社風が合っているかの見極めも重要です。
そこでおすすめなのが、転職エージェントに相談してみることです。転職エージェントなら、面談しながら客観的な視点からアドバイスをしてくれますし、応募先の相談も可能です。また、最新の業界情報や、気になる会社の雰囲気など、求人情報にはない情報も教えてくれます。更に、転職希望者にあった求人情報だけでなく、転職エージェントでしか公開していない、「非公開求人」も紹介できるので、よりよい条件の求人と出会う確率をぐんとアップしてくれるでしょう。
不動産転職ラボなら、業界に強いコンサルタントに相談できる
「不動産転職ラボ」では、不動産業界に精通したコンサルタントが在籍しており、面談によるニーズマッチングを通して、大手上場企業の求人案件や、求人サイトにはあまり掲載されないような優良案件をご紹介することができます。
また、選考に向けたアドバイスや、内定前後のフォローまで、転職活動全般を細やかにサポートいたします。
まずは不動産転職のプロに、あなたのこれまでの経験や希望を伝えてみませんか?
このコラムを書いたコンサルタント
不動産・建築転職ラボ編集部
不動産・建築転職ラボ編集部では、不動産・建築業界に関する情報や、転職活動に臨む上で知っておくと良いワンポイントアドバイスまで、不動産・建築業界への転職に役立つ情報をお届けしています。業界未経験からマネージャークラスまで、豊富な職種と企業を取り扱う不動産・建築転職ラボだからこそお伝えできる情報もご覧いただけます。よりよい転職活動に役立てて頂けたら幸いです。